今年の夏も猛暑が続いています。8月に入り、少し落ち着きたい気持ちとは裏腹に、身体の疲れがじわじわと表れてくる頃ではないでしょうか。
「なんとなく疲れが取れない」「食欲が戻らない」「やる気が出ない」——
そんな声が薬局でもちらほらと聞かれ始めています。
そんなときこそ、自分の身体の声に耳を傾け、“立て直す”意識が大切です。食事、入浴、睡眠——日々の暮らしの中に、小さな工夫を取り入れて、ゆるやかにリズムを整えていきましょう。
実は、夏は“体力の消耗”がとても激しい季節。強い日差し、冷房による冷え、冷たいものの摂りすぎ、寝苦しい夜…。知らず知らずのうちに、私たちの身体はたくさんのダメージを受けています。
こうした“夏の疲れ”をそのままにしておくと、秋を迎える頃に体調を崩しやすくなります。だからこそ今、「体内リセット」を意識した生活に切り替えていくことがとても大切なのです。
まずは、疲れた胃腸を少し休ませてあげましょう。
おかゆやスープなど、温かくて消化にやさしいものを選び、少しの量でも満足できるよう、ゆっくりよく噛んで食べるようにしてみてください。食べすぎた翌日は“軽めにする”という意識も、身体を整えるポイントになります。
ぬるめのお風呂にゆったり浸かる
また、シャワーだけで済ませがちな夏ですが、ぬるめのお風呂にゆったり浸かるのも効果的です。38〜40℃ほどのお湯に10分ほど浸かるだけで、汗とともに老廃物が流れ、代謝もアップ。夜の眠りも深くなり、朝の目覚めが違ってくるはずです。

体調をこまめに“立て直す”
そして、元気が出ないときは「休む日」と割り切る勇気も大切です。
無理に予定を詰め込まず、昼寝をしたり、早めに布団に入ったり。
疲れを引きずる前に、こまめに“立て直す”ことが、結果的に元気を長続きさせてくれます。
ついつい手が伸びる冷たい飲み物やアイス。
でも、「キンキンに冷えたものの摂りすぎ」は、漢方では“水毒”と呼ばれる不調の原因になることがあります。
●胃腸が冷えて働きが弱まる
●水分代謝が悪くなってむくみやだるさが出る
そんなときは、なるべく常温や温かい飲み物を選びましょう。
ハトムギ茶や生姜湯など、体の巡りを助けるものもおすすめです。
それでも「調子が戻らないな…」と感じるときは
それでも「どうも調子が戻らないな…」と感じるときには、漢方薬を取り入れるのも一つの手です。たとえば、
● 暑さで体力を消耗した方には清暑益気湯(せいしょえっきとう)
● 食欲がない・胃腸が弱っている方には六君子湯(りっくんしとう)
● 体力そのものが落ちている方には十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)
など、体調や体質に合わせて使える漢方薬があります。気になる方はお気軽にご相談ください。
「がんばらない日、つくってますか?」
この夏を元気に乗り切るためには、“動くこと”と同じくらい、“休むこと”も大切です。
しっかり汗をかいて、しっかり食べて、しっかり休む。そのリズムが、秋を心地よく迎える準備になりますよ。
体の不調や気になる症状が続くときは、無理せず早めのケアを。お一人おひとりに合った対策をご提案しますので、どうぞお気軽に薬局へご相談にお越しください。