眠ることで「気」を補いましょう!

日本人は世界で最も睡眠時間の短い民族と言われていますが、
多くの方が健康のためにしっかり睡眠をとろうと意識しているのではないでしょうか?
漢方では「冷えている人ほど、睡眠時間は長くとらないといけない」と考えます。眠ることで「気」を補充し、体を温めることができるからです。

寝起きの女性イメージ

運転中や会議中に眠くなる方いますよね。原因の一つに集中することで体が動かない状況になり体が冷えて「気」が弱ることがあります。
逆に体がほてって眠れない方もいます。日頃より疲れると頬が赤くなったり、手足がほてったり、口が乾くような方です。そういう方は疲れれば疲れるほど眠くなくなるという悪循環が起きます。
健康的な眠りには体質改善が必要ですが「お昼寝」もお勧めします。5分10分で構いません。ただし30分以上寝てしまうと買って体がだるくなるのでご注意ください!昼食後にちょっとだけ椅子やソファで目をつぶるだけでもOKですよ!

古い血が体に残ると「瘀血」になります

西洋医学には無く、漢方だけにある言葉に「瘀血」があります。
瘀血は赤血球が古くなって、細い血管を通りにくくなっている状態を指します。
赤血球の寿命は約4ヶ月です。古くなってきたら通常脾臓で壊され、胆汁に溶け込み大便で捨てられます。
赤血球の古い新しいの見極めは変形能(しなやかさ)の有無です。毛細血管を流れる時には赤血球は変形して、太い血管に戻るときは元の形に戻ります。このようにして全身の隅々まで酸素を届けています。
赤血球が変形できなくなると毛細血管を通れないまま全身を流れます。

そして古い血が体に多く残ってしまうと隅々まで血が流れなくなり、様々な病気を引き起こします。この状態が瘀血なのです。
瘀血予防には肝臓からの胆汁分泌も大切です。胆汁に含まれる胆汁酸は赤血球のしなやかさを保つ役目もあります。

瘀血の主な原因

・イライラ・ストレス(気滞)
・エネルギー不足(気虚)
・胆汁の分泌低下
・事故などの打撲(内出血)

瘀血を改善するためには

・緑黄色野菜(温野菜)を食べる
・香りに強いものを食べる(セロリ、パクチー、しそ、ハッカ)
・練りものは避ける
・運動する

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