これから梅雨に入り気温が高くなってくる季節。水分を摂ることはとても大事なことですが、植物が水を与えすぎると根腐れしてしまうのと同様、人も水分の摂り過ぎは良くないんです。さらに必要な水分量も人それぞれの体質によって違います。
汗をかきにくく、排尿が少ない、水を溜め込む方を「サボテン体質」、よく汗をかき、よく排尿する方を「水草体質」と言ったりします。いずれの体質でも必要以上に水分を摂ると朝は顔が浮腫んで、夕方には足が浮腫みますが、サボテン体質の方は水草体質の人よりも少ない摂取量で起こります。この「むくみ」は漢方でいう「水毒」の症状の1つで、代謝できなかった水分が体内や表面にたまって起こります。
水毒の症状
・体が重だるくなる
・浮腫む
・鼻水、痰が増える
・下痢
・関節が痛む
水毒にならないために
・食事はよく噛んで唾液を出しましょう
(食事をお茶や水で流し込むような食べ方はしない)
・サボテン体質の方は運動して汗をかくこと
(半身浴も良いです!)
また、水分代謝を良くすることは漢方薬の得意分野の1つです。ぜひご相談ください!