更新日 2023年1月11日
お正月といえば、やはり「おもち」ですよね!
私もお雑煮が好きで、おもちを一度に3コ、4コと食べてしまいます。
でもお正月はおもちの食べ過ぎで体調を崩す人も多いのです!
漢方では多くの食材が薬剤として使われていて、実はもち米(糯米)も薬の1つとして考えられています。
日本では昔は母乳の出にくいお母さんにおもちを勧めていました。それはおもちが体を温める力が強く、乳房が温まることで母乳が出やすくなるからです。
さらに熱により便が硬くなるので“下痢止め“としても作用します。
ただ、おもちは「効き目が強すぎる」性質もあります。そのため、患部が熱を持つことで病気を悪化させることも考えられます。特にもち米を控えた方がいいのは
・化膿(炎症)している患部がある方
・体のどこかに痛みがある方
・古い血(瘀血:おけつ)のある方
です。
痛みはひどくなると患部に熱を生じさせ、痛みが増すのですが、それがおもちの食べ過ぎでひき起される可能性があります。
また瘀血証(血が滞りやすい体質)の方も血液がモチモチしてさらに血が滞り、痛みが出ることがあります。
そのため、昔の人は「もち米は正月とかのハレの日だけ、年に数回にしよう」としていたのかもしれません。
皆さんもおもちの食べ過ぎに注意です!そしてよく噛んで食べましょう!