下の血圧(拡張期血圧)が高い原因と改善方法|生活習慣と漢方で整える血管ケア

「上の血圧は正常なのに、下の血圧だけ高い」と言われたことはありませんか?
実は、下の血圧(拡張期血圧)は血管のしなやかさを映す重要なサイン。放っておくと、動脈硬化や心筋梗塞などのリスクが高まることもあります。
下の血圧が高くなる原因と、生活習慣・漢方による改善方法を薬剤師の視点でわかりやすく解説します。

血圧計測イメージ

「下の血圧」見逃してませんか?

血圧というと「上の数値(収縮期血圧)」ばかりを気にされる方が多いのですが、実は「下の血圧(拡張期血圧)」も、血管の健康状態を映す重要なサインです。
下の血圧とは、心臓が休んでいるときに血管にかかっている圧力のこと。つまり、下の血圧が高いというのは、心臓が休んでいる間も血管がずっと緊張している状態を意味します。
この状態が続くと、血管は徐々に硬くなり、動脈硬化が進行している可能性が高まります。結果として、脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾患のリスクも上がってしまうのです。

改善の第一歩は「生活習慣の見直し」

予防には、まず毎日の生活習慣の見直しが効果的。ウォーキングやラジオ体操といった軽い運動は、全身の血流を良くし、血管のしなやかさを保つ助けになります。1日30分を目安に、無理なく続けてみましょう。

体質に合わせた「漢方」でのケアもおすすめ

漢方薬による体質改善もおすすめです。
のぼせ・肩こり・イライラなどを伴う高血圧タイプの方には「七物降下湯(しちもつこうかとう)」が、おすすめです。頭に上がりやすい熱を抑え、血の巡りを整える働きがあります。
また、足腰の冷えやむくみ、頻尿を伴う高血圧タイプには「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)」が体の水分バランスと巡りを改善し、じんわりと内側から整えてくれます。

下の血圧は、見逃されがちですが、決して軽視してはいけない健康のバロメーター。
季節の変わり目、体調を崩しやすいこの時期だからこそ、“血管の声”に耳を傾けてみてください。
生活習慣と体質の両面から見直すことが大切です。

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血圧が気になる方へ

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