季節の変わり目は、気温差や乾燥によって体調を崩しやすい時期です。特に風邪は誰にとっても身近で、予防の基本をおろそかにするとすぐに体をむしばみます。毎日の暮らしの中で、ちょっとした工夫や意識を持つことが、風邪に負けない体づくりにつながります。今回は「ウイルス対策」「免疫力アップ」「腸活」という3つの視点から、すぐに実践できる風邪予防のヒントをご紹介します。

予防のカギは「ウイルス対策」「免疫力アップ」「腸活」の3つ
その1:ウイルス対策
まず大切なのはウイルス対策。基本中の基本ですが、石けんを使った手洗いを15秒以上かけて丁寧に行いましょう。マスクは飛沫の予防だけでなく、自分の手で無意識に口や鼻を触ってしまうのを防ぐ意味でも有効です。
また、ウイルスは乾燥を好みます。室内の湿度は50〜60%を目安に、加湿器や濡れタオルなどを活用して調整しましょう。
その2:免疫力
次に意識したいのが、免疫力の維持です。
睡眠は1日7時間を目標にしっかりと。食事はたんぱく質やビタミンC・D、亜鉛など、免疫細胞を支える栄養素をしっかり摂ることが大切です。鶏肉や魚、柑橘類、きのこ類、海藻類などを積極的に取り入れましょう。
さらに、軽いウォーキングやラジオ体操などで血流を良くすることも、免疫力アップにひと役買います。
その3:腸活(ちょうかつ)
そしてもうひとつ「腸活(ちょうかつ)」です。
実は免疫細胞の約7割が腸に集まっていると言われており、腸内環境を整えることは風邪予防にも直結します。
発酵食品(ヨーグルト、納豆、キムチなど)と、食物繊維の豊富な野菜やきのこ類を意識して摂るようにしましょう。
腸活をもっと効果的にしたい方には、整腸剤や乳酸菌サプリの活用もおすすめします。当薬局には「ビオフェルミン」や「乳酸菌&カテキン」などがあります。日々の食生活にプラスして、効率よく腸から整えていきましょう。
今回とりあげた3つは、どれも特別なことではありませんが、日々の習慣の積み重ねが“風邪に負けない体づくり”につながります。 この秋は、自分自身の免疫力を高めるセルフケアを意識して、元気に過ごしましょう!